近年社会の「サステナビリティ」への関心が高まり、企業活動のあらゆる側面もサステナブルであることが求められつつあります。
これまで環境負荷の高いイメージの強かったイベントや展示会も例外ではありません。
この記事では、展示会ブース制作時のサステナブルな考え方のヒントをいくつかご紹介します。
1. 造作物を削減する
展示会ブースデザインにおいて最も環境負荷が高いのは一度きりで使い捨てられる造作やグラフィックなどの廃棄物です。これらを削減する方法としては、展示会システムなどのレンタルアイテムを利用する、一度作成した造作物やグラフィックは綺麗に保管して次回以降に流用する、といったことが考えられます。
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展示会システムでもうまく使うことで木工造作に負けないインパクトのあるブース作りが可能です
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システムに限らず、様々なアイテムをレンタルで利用することが出来ます。
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一度作成したサインやグラフィックも適切に保管すれば次回以降流用することが可能です。
2. 配布物を削減する
展示会で配布するパンフレットなどの資料やノベルティも多くの廃棄物を生み出します。これらを削減する方法としては、デジタルブックやデジタルノベルティの活用が考えられます。また、パンフレットやノベルティも手当たり次第にばら撒かず、しっかりセグメント分けしたうえで過不足なく配布することも重要です。これらの取組みは企業イメージの向上にも寄与します。
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電子ブックなど資料を電子化することで、配布後の資料閲覧状況も追えるなどのメリットもあります。
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来場記念になるオリジナル壁紙の配布や、電子クーポンなど、様々なデジタルノベルティがあります。
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イベントをサステナブルなものにするためには、適切な量を見極め計画的に配布することが最も重要です。
3. 環境に配慮した素材を使用する
展示会ブースの造作やグラフィック、または配布資料やノベルティの素材にも環境に配慮したものがあります。それらの素材を利用することも有効です。
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廃材からアップサイクルされた素材の使用。
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何度でもアップサイクル可能な循環型の出力ボード素材。
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その他にも環境負荷を抑えるために様々な工夫をした素材があります。
4. 目的や目標を整理し最適な計画・デザインを行う
イベントを持続的なものにする何より重要なポイントは、イベントの目的や目標を整理し、それに最適な計画を行うことです。目標達成に対して過剰な装飾や配布物を削減することはダイレクトな環境負荷低減に繋がります。また、費用が抑えられることでイベント自体の継続性も高めることが出来ます。しっかり考え抜かれた計画/デザインであれば継続して同じコンセプトで出展することが出来、次回以降の計画コストも下げることが出来ます。
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今回の出展の目的や訴求のポイントをしっかり整理する。
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目的に叶った最適な手段やデザインを選択。
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考え抜かれたコンセプトであれば次回以降も継続的に出展することも可能。
おわりに
こちらの記事では展示会ブースにおけるサステナブルな考え方のヒントをいくつかご紹介させていただきました。
以下の資料では、サステナブルなブースデザインのためのより具体的な手法や事例をご紹介しております。興味のある方はぜひご一読下さい。
■サステナブルな展示会ブースデザインのアイデア
ご紹介内容
サステナブルな取り組みを行うためのヒントをご紹介!
イベントにおけるサステナブルな取組みの重要性
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- 企業やブランドイメージの維持 / 向上
- 商品やサービスとの整合性
- 全てのステークホルダーに向けて
- 経済 / 環境コストの削減
展示会ブースにおけるサステナビリティの考え方
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- 廃棄物を削減するー造作物
- 廃棄物を削減するー配布物
- 環境に配慮した素材を使用する
- 目的や目標を整理し最適な計画 / デザイン
サステナブルなブースデザインのためのアイデア実例
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- レンタルアイテムの使用
- 展示会システム / テンションファブリック / レンタル什器 / 床材
- サステナブルな素材の使用
- Reco ボード / アップサイクルパネル / その他のエコ素材
- 終わりに
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